巨人は3日、都内の球団事務所で会見を行い、坂本勇人内野手(31)、大城卓三捕手(27)がPCR検査を受け、新型コロナウイルスの陽性判定が出たことを発表した。東京ドームで予定されていた西武との練習試合は中止となり、濃厚接触者ら計26人に同検査を実施した。ただ2選手とも自覚症状はなく、正常値からわずかにはずれた「微陽性」のため、再度のPCR検査で陰性が確認されれば早期復帰が可能。6月19日の開幕戦に間に合う可能性がある。

   ◇   ◇   ◇

循環器及び感染症専門の愛知医科大・後藤礼司医師 抗体検査とは新型コロナウイルスに感染して体に免疫ができているかどうかを調べるものです。コロナを発症して2週間前後経過すると、IgGという抗体が出てきます。これが出てくると、免疫を持っているということになります。

「微陽性」という表現があいまいで分からないのですが、IgGの値がほんの少しだけ上がっていると推察されます。よって、坂本、大城両選手が症状もなかったと言っているので、無症候性感染者であったと考えられます。ただし、抗体検査はどの会社のものを使うかによって精度が違うので、注意が必要です。