ソフトバンクは1日、オンラインでの会見を開き、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスに感染していることを発表した。ソフトバンクの選手としては初めてのこと。

長谷川は現在2軍で調整を続けていたが、筑後のファーム施設を利用している1軍選手を経由しての感染の可能性を否定できない理由から、2日の西武12回戦(ペイペイドーム)を中止することを決めた。

30日のウエスタン・リーグ阪神戦(タマホームスタジアム筑後)で4番左翼でスタメン出場。3打席(二ゴロ、三振、四球)で途中交代していた。

長谷川は開幕1軍で主に5番として活躍していたが、背中を痛めて7月7日に登録を抹消され、2軍で調整を行っていた。

プロ14年目のベテラン外野手で、13年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。

◆長谷川勇也(はせがわ・ゆうや)1984年(昭59)12月22日、山形県生まれ。酒田南-専大を経て06年大学生・社会人ドラフト5巡目でソフトバンク入団。13年に全イニング出場を達成し、首位打者、最多安打、ベストナインを獲得。通算1144試合、1076安打、72本塁打、409打点、打率2割9分。今季推定年俸8000万円。180センチ、88キロ。右投げ左打ち。

◆新型コロナウイルスで陽性判定となったNPB選手 阪神藤浪が3月26日にPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性判定。翌27日には同じく阪神の伊藤隼、長坂も感染が判明した。3人は4月上旬にそれぞれ退院し、同24日から自主練習を再開した。6月3日には巨人が坂本、大城が5月末のPCR検査で陽性判定だったと発表。2人とも正常値からわずかに外れた数値だったため、複数回の陰性判定を受け、12日に退院。翌13日から練習を再開した。