左肘の張りで2軍調整中の阪神岩崎優投手(29)が、早ければ14日広島戦(京セラドーム大阪)にも1軍復帰する可能性が出てきた。金村投手コーチが甲子園での投手指名練習後、広報を通じて「当然(矢野)監督の許可をもらいながらになりますが、すぐに(1軍に)上がってもらうのもありなのかなとは思っています」と語った。

岩崎は今季1軍で15試合に登板して2勝1敗6ホールドで防御率2・51だったが、左肘の張りで7月25日に出場選手登録を抹消された。8月12日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(オセアンBS)で実戦復帰し、1回無失点で2三振を奪う好投をみせていた。

金村投手コーチは「いい報告を受けていますし、昨日(12日)投げて今日(13日)の状態も聞いています。後は連投ができるのかという確認は必要だと思いますが、岩崎本人と確認の話をしていきたいと思います」とも語った。復帰した場合、セットアッパーを託されるとみられる。

また、同コーチは先発から配置転換の可能性があった岩貞について「中継ぎとしてやってもらいます」と明言。左腕は能見だけというブルペン事情から「各球団の左のいい打者が多い中、ロングから対左までいろいろなバリエーションで準備してもうイメージ」と幅広い起用になる見込みを示した。

藤川抹消の窮地の中、中継ぎ陣が大きく再編されることになりそうだ。