ヤクルト山田哲人内野手(28)が3日、出場選手登録日数が通算8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。球団を通じ「素直にうれしいです。今はシーズン中なんで、その時期になったらじっくり考えたいと思います」とコメントした。

履正社(大阪)から10年ドラフト1位でヤクルトに入団し、1軍デビューは12年4月5日阪神戦(神宮)。史上初となるトリプルスリー3度達成など、チームの顔として活躍を続けてきた。プロ10年目を迎え「ヤクルトにドラフトされて本当に良かったと思います。環境だったり、人と人との縁だったり、自分は恵まれていると思います」とコメントした。

昨オフの契約更改の際には球団側から複数年契約を提示されたが、単年での勝負を選択。日本球界の内野手では史上最高額タイとなる年俸5億円(推定)でサインした。その際には「FA宣言するかもしれないし、しないかもしれない」と話していた。衣笠球団社長はチームを支える戦力として「当然、引き留めに行きます」と話しており、シーズン中に話し合いの場が持たれる見込みだ。