オリックス佐野皓大外野手(24)がスイッチヒッターに戻ることが11日、分かった。昨季までは両打ちで、右打ちで登録した今季は主に代走で46試合に出場してチーム最多の13盗塁。成功率10割と勝負どころで重宝された。

10日西武戦(メットライフドーム)まで1軍に同行したが、2軍で両打ちでの実戦機会を増やすため、この日に出場選手登録を抹消された。

佐野は14年ドラフト3位で投手としてオリックスに入団。投手として1軍マウンドを踏むことはなかったが、高い身体能力を買われて17年オフに野手転向。その際、1度は育成契約に切り替わったが、18年7月31日に支配下選手登録された。同年8月20日には右打ちから両打ちに登録を変更。スイッチヒッターとしての活躍を目指したが、昨季は対右投手(左打席)が58打数10安打の打率1割7分2厘だったこともあり、昨オフに右打ちに専念していた。

12盗塁した昨年のオフには「自分の足に自信もついた。盗塁王争いができるぐらいに出塁率を上げていきたい」と語っていた。

両打ちに磨きがかかれば、一番の武器である脚力も生きる。どんな形でも出塁してダイヤモンドを駆け回る。