日本ハムは12日、飯山裕志内野守備コーチ(41)が仙台市内で新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査を受け、陽性判定を受けたと発表した。

同コーチに症状はなく、体調に異常がないことから、今後は保健所の指導のもとで陰性判定を受けるまで経過観察を行う予定。13日に予定されている楽天17回戦(楽天生命パーク)の開催については、日本野球機構(NPB)の判断に委ねる。

同コーチは11日に千葉から楽天3連戦のため仙台へ移動後「家族が発熱を訴えている」と球団側に申告。通常は一塁コーチを務めていたが、同日の楽天16回戦のベンチ入りを見合わせ、仙台市の宿舎内で隔離措置となった。NPBへ報告の上、検査機関でPCR検査を受診した。家族は千葉県内で同検査を受け、陰性だった。

チームは遠征先での外出を控えており、感染経路は不明。現在、同コーチの行動履歴から保健所が濃厚接触者の確認を行っている。12日の時点で、新型コロナウイルス感染症や風邪の症状を訴える選手やスタッフはいないという。同日中に仙台遠征に同行する選手ら約60人がPCR検査を受けるとしている。