不振にあえぐ「ハマのオースティンパワーズ」がさく裂したぞ。DeNAタイラー・オースティン内野手(29)が、22打席ぶりの安打となる6号3ランを放ったぞ。7勝をマークし新人王候補筆頭の巨人戸郷の失投を逃さなかったぞ。
2点リードの3回無死二、三塁。カウント0-2で追い込まれながら、高めに浮いた134キロスライダーをガツン。長~い、長~い、滞空時間で「I☆YOKOHAMA」のビッグフラッグがなびく右中間席に運んでやったぞ。
ちなみに…監督ラミちゃんは試合前に復調を予感していた。「横浜スタジアムだとかなりいい数字を出している。もちろん、今はスランプで結果が出ていないが、持ち直して打ち始めてくれればと思う」。打率3割7分8厘(チームトップ)、4本塁打、12打点と、読み上げた数字は本拠地に限った打撃成績。データを活用する際に球場別の成績は特に重視する。“数字は裏切らない”を証明した。
オースティンは「早いイニングで追加点を奪うことができてうれしいです。追い込まれていたので、とにかく前に飛ばすことを意識しました」とコメント。前に飛ばすどころか、大きな放物線で遠くまで飛ばしてやったぞ。
トラックマンデータは以下の通り。
【打球速度】169キロ
【打球角度】40度
【推定飛距離】128メートル
【最高到達点】44メートル
※昨季、横浜スタジアムで出たホームランの平均速度は160キロ、平均飛距離は119メートル