日本ハム栗山英樹監督(59)が来季続投の方針であることが22日、分かった。

1年契約で迎えた今季は21日に4年連続でV逸が決まり、ここまで5位と低迷。吉村浩GM(56)は同監督の去就について「チームの実情、編成の責任であったり、いろんなことを含めて検討してシーズンが終わってから決める」と成績不振の全責任を負わせない考えを明かした。

今季の検証を行う上で、同GMはコロナ禍による異例の日程となったことも「考慮すべき点」とした。1軍が北海道、2軍が千葉・鎌ケ谷と離れる事情もあり、自主練習期間後にチーム練習を再開したのは練習試合開始の1週間前。開幕後もビジターでの連戦が続くなど「不測の事態は十分にあった」と認めた。

最終判断はシーズン終了後となるが、これまでの実績や例年以上に来季へ向けた準備期間の短さも踏まえ、チームを熟知した栗山監督へ続投要請することが基本線となりそうだ。同監督も受諾に支障はないとみられ、続投となれば、連続在任期間は球団最長を更新する10年目となる。