ヤクルトが今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した小川泰弘投手(30)に最長4年で総額約8億円、石山泰稚投手(32)にも最長4年で総額約7億5000万円、山田哲人内野手(28)には最長7年の出来高込みで約45億円程度の超大型契約を提示していることが11日、明らかになった。

チームの屋台骨を支える3選手のFA取得が重なったタイミングだが、球団は最大限の誠意を見せる姿勢だ。宣言残留も認める方針で、既にシーズン中から何度も話し合いを重ねている。球団幹部は「本人たちが勝ち取った権利。それに関しては、当人たちが決断をするしかない。引き留めるために全力を挙げている」と話した。

今季、先発ローテーションを守りきり、ノーヒットノーランを含むチームトップの10勝を挙げた小川と、守護神として2年ぶりの20セーブを達成した石山には、最長4年の長期契約を提示している模様。日本球界初の3度のトリプルスリーを達成している山田哲には、チームの顔としての期待もあり、超大型契約で残留交渉に臨んでいる。