桐蔭横浜大(神奈川大学1位)が4-3で創価大(東京新大学1位)を下し、7年ぶり2度目の優勝を果たした。

西武ドラフト1位指名の渡部健人内野手(4年=日本ウェルネス)は、早くも肉体改造をもくろむ。4番三塁で先発し、5回1死二、三塁で右犠飛を放つなど、3打数無安打1打点。9回2死二塁では、打球を追い、三塁カメラマン席に頭から突っ込み、気迫を出した。大学生活最後の公式戦を優勝で終え、「苦しい時期もあって、コロナもあり思うように野球ができない時期もあった。逆に捉えたらチーム全体を見直す期間でもあった。そのおかげで優勝ができたので非常に良い4年間でした」と喜んだ。

優勝の余韻に浸ることなく、早くも前を見据える。オフ期間はダイエットに励む。現在の体重は112キロ。「中村剛也選手の体重を見ると全然自分より低い。10キロも違うので、あれ、これ大丈夫なのかなと…」と苦笑い。自分にとってはベストな体重だが、プロのスピード感あるプレーについて行くために、体を作り直す。「思いっきりは無理だと思う。まずは2キロ。(最終的には)3、4キロぐらい」と意気込んだ。減量で体のキレがどれぐらい増すか試めしていく。

コロナ自粛期間は、オートミールを食べるなど、食事制限で2キロ減量。体を絞る経験はある。今回も「(食事は)少し我慢したい」。運動と食事でプロ仕様の体を作り、開幕1軍を目指す。【湯本勝大】