ヤクルトが、今季国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たしたDeNA井納翔一投手(34)がFA宣言した場合に備えて調査をすることが15日、分かった。

今季のチーム防御率4・61は12球団ワーストで、投手陣の立て直しが急務。先発ローテーションを1年間守り、今季17試合に先発し6勝7敗、防御率3・94の成績を残した井納がリストアップされた。今季の推定年俸が6100万円とCランクであることも、プラス材料だ。

ヤクルトは今季チームトップの10勝を挙げたエース小川がFA権を取得しており、球団は長期の大型契約を提示。宣言残留も認め、全力で慰留に努めている。