日本ハム吉田輝星投手(19)が27日、宮崎で行われているフェニックス・リーグ中日戦(SOKKENスタジアム)で先発し、6回を6安打2失点、4奪三振で今季最終登板を白星で締めた。侍ジャパンの稲葉監督が、指揮を執った試合。登板後には開口一番「“パワプロくん”で言うと、紫ですね。絶不調。一番最悪なヤツ」。人気野球ゲームのキャラクターの能力値を示す色で自身の調子を表し、苦笑いした。

「直球が悪いことに気付いたので、変化球を使って、うまくまとめられたのは良かった」。直球押しでアピールしたい気持ちをぐっとこらえ、先発の役目を果たした。高卒2年目の総決算となる92球を見守った稲葉監督は「手元での伸びもあるし、回を追うごとにバランスの良い球を投げていた。将来性を感じる」と、評価。吉田輝は「調子が悪い中でも投げられたのは、来季につながる」と、勝負の3年目を見据えていた。