今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した西武増田達至投手(32)が4日、宣言残留を表明した。

オンライン取材に応じた増田は「このたびFAを行使し残留することを決めました。家族と相談して決めました。生涯ライオンズでやっていきたいと思ってます」と明言した。球団とは、この日までに複数回に及び残留交渉を行い、提示された最大4年総額12億円超えの大型契約を結ぶとみられる。

決断に至った理由について「球団からは8年間けがなくチームのために投げてきてくれたという言葉を受けました。球団には、交渉するにつれて評価していただいていると思いました。8年間お世話になり、応援もしていただいていた。恩返ししたい。少しでもチームに貢献して恩返ししたい。まだ日本一というのを味わっていない。ファンの方とともに目指したい」と話した。今季自己最多の33セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得。頼れる守護神の残留が、来季リーグV奪還を目指すチームにとって何よりも大きな“補強”となる。