藤浪が4月24日に出場選手登録を抹消後、3度目の2軍戦となるオリックス戦(オセアンBS)に先発し、5回9安打2四球7失点で降板した。

気温25度オーバー。強い日差しが照りつけるオセアンBSで腕を振った。前回6日に先発したウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)から継続して、無走者時にはノーワインドアップ。安定感を求めたが、3度目の登板となった今季2軍戦でいずれもワーストの被安打9で7失点。5回無死満塁では、3番来田の投ゴロをホームへ痛恨の悪送球し2点を献上するなど、1軍マウンドへは課題が残る投球となった。

 

【藤浪の投球内容】

〈1回〉 前戦に続きノーワインドアップを継続。

1番宜保を155キロ直球で遊ゴロに打ち取ると、2番田城には右前打で出塁を許す。

3番来田を一ゴロに打ち取ると、2死二塁から4番西野には左前打を浴びるも、左翼井上の好返球で二塁走者は本塁憤死。

無失点スタート。

〈2回〉 この日初めての右打者となった先頭の5番大下をストレートのフォアボールで歩かせると、6番佐野如が右前打で無死一、二塁。

7番佐野優の初球は大きく抜けワイルドピッチとなり、無死二、三塁にピンチが広がる。佐野優には4球目の149キロを捉えられ、左中間に二塁打を許し2点を先制された。

無死二塁で8番岡崎、9番鶴見を空振り三振。2死二塁で1番宜保の打席で中前打を浴び、さらに1点を献上した。2番田城は中飛球に打ち取ったが、この回28球を要し3失点を許した。

〈3回〉 先頭3番来田を144キロの変化球で空振り三振。続く4番西野は3ボールにするも、そこから2球ストライクを入れ立て直し、最後は二ゴロに打ち取った。5番大下は三ゴロに料理し、今試合両チーム通じて初の3者凡退とした。

〈4回〉 先頭佐野如に右前打を浴びるも、続く7番佐藤優を遊直に打ち取り、8番岡崎の間に佐野如の二盗を阻止。岡崎は一ゴロに打ち取り、結果的に3人で終える。

〈5回〉 四球と2本のヒットで無死満塁。3番来田を投ゴロに打ち取ったが、捕球した藤浪がホームへ悪送球。ボールが転々とする間に2点を献上した。無死二、三塁で4番西野には左中間へ適時二塁打を許し、この回計4失点を許した。