日本野球機構(NPB)は2日、「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日・メットライフドーム、同17日・楽天生命パーク宮城)ファン投票の中間発表を行った。

阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がセ外野手部門で両リーグ最多の4万7769票を獲得した。佐藤輝は「すごく驚きましたけど、素直にうれしいです。ルーキーだからというのもあると思いますけど、こうやって注目していただけることはありがたいことなので、もっともっと活躍できるように頑張っていきます」と喜んだ。

4万票を超えているのはパ外野手1位ソフトバンク柳田悠岐外野手の4万3495票だけ。怪物ルーキーへのファンの注目を物語っている。

阪神ではほかに捕手で梅野、一塁手でマルテ、遊撃手で中野がトップとなっている。6月20日が投票受付最終日となっている。

▼阪神佐藤輝の得票数4万7769票が、有効投票数(7万6200票)に占める割合は62・7%。過去5回のファン投票第1回中間発表時、両リーグ最多得票だった選手の同割合は19年の山川(西武)が54・9%で最も高い。今回の数値は佐藤輝へのファンの高い注目度を表しているといえそうだ。

▼阪神の新人佐藤輝が、オールスターのファン投票中間発表で、セ・リーグ外野手部門の1位になった。新人がファン投票で選出されれば、19年の阪神近本以来となる。また、佐藤輝の得票数は全体で最多。最終結果で、新人がファン投票の全体最多得票やリーグ最多となったことは過去になく、佐藤輝がこのまま票数を伸ばし、最多得票で選出されれば史上初の快挙になる。