新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性と判定されていた広島鈴木誠也外野手が2日、実戦に復帰した。

5月31日に練習を再開し、この日ウエスタン・リーグ中日戦(由宇)に「2番右翼」で先発した。1回のファーストスイングで左翼方向へ特大ファウルを打つと、次の3球目を捉えて中前打。2週間ぶりの打席で、いきなり快音を響かせた。5月19日巨人戦(東京ドーム)以来の実戦に「内容的にはまだまだですけど、球の見え方とかはそんなにぶれてはなかったので、そこは良かったんじゃないかな」と振り返った。3日以降の予報の高い降水確率を考慮し、実戦復帰を前倒しした。「ある程度の強度まで行けばすぐに上がりたい」と早期昇格を目指す。

この日は長野と九里の隔離期間終了が発表され、感染が判明した9選手全員が活動を再開。前日1日に実戦復帰した小園、下半身のコンディション不良から復帰の会沢は、ともに3日に1軍に昇格する見込みだ。