決勝進出を逃した上武大(関甲新学生)・ブライト健太外野手(4年=葛飾野)は「ホームランを2本、打てたことは自信になりますし、いい経験が出来たと思います。でも、最後の試合は4番の仕事が出来ず、チームを乗せられなかった。反省点ですね」と結果を受け止めた。

6回には一時逆転につながる内野安打。さらに、5-6の8回2死二塁では、一時同点の中前適時打を放った。中堅守備でも闘争心あふれるプレーを見せた。だが、8回裏に投手陣が4失点で敗れた。

今大会で2本塁打を放ち、一気に注目を集めた。視察に訪れたNPBのあるスカウトは「この大会が始まるまで、うちのリストにはなかった」と打ち明ける。50メートル走5秒8、遠投100メートルの身体能力。思い切りのいいスイング。最終学年となってから、ドラフト候補に名乗りを上げた。

秋へのテーマを問われると「守備も、打撃も、まだまだレベルは低い。今からひとつひとつ課題を克服しないと、秋は絶対勝てません。今から秋を見据えて練習していかないといけない」と、4強の満足感よりも、優勝できなかった悔しさをのぞかせた。