ほのぼの“宮城くん”が気持ちを新たに、リーグ戦再開を心待ちにした。

オリックス高卒2年目左腕の宮城大弥投手(19)が、10日にウエービーパーマを当てたばかりの長髪を「五厘刈り」にして、はや5日がたった。

この日は京セラドーム大阪での練習後に取材に応じ、話題は髪形に集中。「髪は伸びた?」の質問に「タオルの引っかかりがなくなったので、伸びていると思います」と爆笑を誘った。

チームメートからも、頭をなでられたり、両手を合わせて拝まれたりするなど、愛のあるいじりを受ける。「漆原さんから「(クレヨンしんちゃんの)まさおくん」と呼ばれ、村西さんから「(ドラゴンボールの)栽培マン」と呼ばれました」と真顔で回答し、また爆笑を誘った。

髪を切った理由は「なんとなく~からです。(五厘刈りは)2度とやることないかもしれない。そこは気持ち次第ですけど…」と、ゆったりの受け答えから、笑いが絶えない。

そもそも五厘刈りは、バリカンを持った後輩の中川拓の“失策”で「(五厘に)やった瞬間に、すいません! と。次の日も謝りにきてくれた。もともと丸刈りにする予定だったので、それが短くなったぐらいで、気にしないでいいよと言いました」と、後輩捕手を守った。「高校生の時は5ミリ以下禁止だったので中学生ぶりです。(仲間が)たくさん、笑ってくれたらうれしいです」と“ネタ”としてムードを上げている。

注目の髪には「伸ばしていこうと。(今は)伸ばすしかないんで…」と困惑気味。今後はチーム内でオシャレな山岡泰輔投手(25)、山本由伸投手(22)らにアドバイスを求めるかと問われると「あの人らは…ちょっと意味の分からないこと(髪形)を言ってくるので、危ない」と“申告敬遠”した。

次回は19日楽天戦(楽天生命パーク)に先発予定で、今季7勝目を狙う。杜(もり)の都での願望は「牛タンが食べたい…。(コロナ禍で)今回も(ホテルで)おとなしくします」。ニュー宮城くんが、マウンドで暴れる。【真柴健】