ロッテと中日による「加藤トレード」が15日、発表された。ロッテ加藤翔平外野手(30)と中日加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが合意。

中日へ移籍する加藤翔平外野手はロッテ球団を通じて「ここまで9年、応援していただいたファンの皆様には本当に感謝をしています。そしてここまで支えてくださったマリーンズの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心掛け、ドラゴンズの勝利のために精いっぱい、頑張りたいと思います。これまで応援してくださった方には頑張っているところを見ていただくことで感謝の気持ちを伝えることが出来ればと考えています。最後に自分がデビューした2013年の5月12日のイーグルス戦で初本塁打を打った時の歓声を一生、忘れません。これからも応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちをもってプレーします」とコメントを発表した。

ロッテは14日にもDeNAと「ユウキ・トレード」を実施。有吉優樹投手(30)と交換でDeNAから国吉佑樹投手(29)を獲得している。

【解説】ロッテが加藤捕手を獲得したワケはこちら―>

◆同姓選手同士のトレード 過去2例ある。66年オフに大石清(広島)と大石弥太郎(阪急)の「大石投手」同士がトレード。大石清は3年連続40試合以上に登板し、67年からのリーグ3連覇に貢献。大石弥も2桁勝利を5度記録するなど広島投手陣を支えた。74年オフには、辻佳紀(大洋)と辻恭彦(阪神)の「辻捕手」同士がトレード。辻佳は吉田監督の「どうしても必要」という方針から、6年ぶりの阪神復帰となり、兼任コーチを務めた。辻恭は移籍してから84年まで10年間で446試合に出場し、42歳まで現役を続けた。