球宴に初選出された全パのオリックス宮城大弥投手(19)は、大興奮で「マスコットオールスター」に遭遇した。

丸刈り頭の癒やし系19歳左腕は、動物好き。普段は猫派の“宮城くん”だが、12球団のマスコットが集合する夢の祭典を心待ちにしていたという。

「これを言うと、多分、イジられると思うんですけど…」と前置きしながらも、大好きなのは「ヤクルトのつば九郎さん。(フリップ芸などで)いい感じにふざけているので…。面白いので、ずっと見ていたいですね」と笑顔を見せた。

この日は、全パの先発マウンドにあがり、2回を23球で2安打1失点。最速146キロ、最遅は99キロのスローカーブで、全セの主砲たちを翻弄(ほんろう)した。阪神佐藤輝に「球宴初被弾」を許したが、10代投手の先発は07年の楽天田中将以来。球団では54年梶本、56年米田に続き、65年ぶり3人目の快挙だった。

「とてもいい経験になった。緊張したけど、いい感じで投げられました」

ファン投票1位選出された19歳左腕が、ファンのハートをほっこりさせた。【真柴健】