背番号125をつけるロッテの育成選手、植田将太捕手(23)がエキシビションマッチに出場した。

7回1死二、三塁で田村の代打で登場。一打同点のチャンスに、追い込まれてから阪神伊藤和の低めをうまく捉えたが、惜しくも遊直に倒れた。

和田の2点適時打で一時同点に追いつくと、植田はその裏から2イニング、マスクをかぶった。7回1死では、阪神小野寺の盗塁を刺した。25日のZOZOマリンでの練習では、二塁送球1・8秒台の送球を連発。実戦でも結果を出し、井口資仁監督(46)も「いいスローイングがありましたし、相当緊張してたと思うんですけど、どっしりとしたリードをしてくれたと思います」と評価した。

植田は19年育成ドラフト2位で慶大から入団。大学時代に受けた右肘のトミー・ジョン手術のリハビリも終え、今季は2軍で多くのスタメンマスクを経験した。5月中旬のオンライン取材では「2軍で目立って結果残して、何とか支配下になれるようにやっていきたいです」と強く意気込んでいた。慶応(神奈川)時代には届かなかった甲子園で、下積みの成果の一端を示した。【金子真仁】