「東京ドームでの3区合同ワクチン接種事業」発表会見が2日、東京都内のホテルで行われた。

巨人山口寿一オーナー、文京区の成沢広修区長、新宿区の吉住健一区長、港区の武井雅昭区長、東京ドーム長岡勤社長が出席。3区で接種券を受け取った人を対象に、期間は16日から11月18日のうち34日間。主に東京ドームで平日にナイターが開催される日の試合前の空き時間を有効活用し、2階の内野コンコースで米ファイザー製ワクチン接種を実施する。34日間で約3万5000人が2回接種できる想定。予約開始は10日から、各区役所の専用サイト・コールセンターで受け付ける。

東京ドームを本拠地とする巨人は、接種者にオリジナルグッズなどのプレゼントを用意。球団公式マスコットの「ジャビット」らが場内の案内役を務め、大型スクリーンでは巨人戦の名場面集を放映。時間帯によっては、接種後に巨人の試合前練習も見学することができるなど、接種に来やすい環境整備にも尽力する。山口オーナーは「私たちはプロ野球としても地域に貢献したい、地域ぐるみの感染対策に取り組む機運を醸成したいということで今回取り組み始めました。受けられた方々に、東京ドームの会場で接種して良かったと思っていただけるような運営に努めていきたいと考えております」と語った。