かわいい宮城のために! オリックスT-岡田外野手(33)が決勝点となる先制タイムリー二塁打を放った。

0-0で迎えた6回1死一塁。右翼フェンス直撃の先制打を放ち「(今井は)球が一級品。コンパクトに振った」と会心だ。

“大当たりの1日”だった。8回2死満塁では右太ももに押し出し死球を受け、貴重な追加点となる2点目をゲット。「後半戦でなかなか仕事ができていなかった。昨日も(犠打失敗で)悔しかったので、なんとかチームの力になりたいと思った」。全2打点で宮城大弥投手(19)を援護した。

11勝目をマークした19歳の宮城とお立ち台に上がった。「まだまだ勝てよ!」とエールを送ると「Tさんも、もっともっと打つと思うので、お互い頑張っていきたい」とユーモアたっぷりに返された。普段から「サチヤ(山崎福)と一緒にケツをたたいてきたり、打撃フォームの物まねしてきたり…」。14歳下の後輩のイタズラに「ちょっともう、最近ナメにかかってますね」と笑いを誘った。

そして試合後には、死球を受けた右太ももに、降板した宮城の左肩を冷やした“お古”のアイシングを薦められた。2人のやりとりに、ナインも笑いが絶えない。チーム日本人野手最年長の33歳が、首位を走る雰囲気作りに一役買っている。【真柴健】