育成契約のDeNA宮国椋丞投手(29)が、支配下登録をかけた最終テストに臨む。川村投手コーチが23日に「先発投手として結果を出している。期限がそろそろ迫っているので、次の登板がラストチャンスというか本人も気合が入っている。(三原)代表がどう判断するか。投げる日は決まってます」と話した。2軍は28日から古巣巨人戦(ジャイアンツ球場)があり、宮国の登板が濃厚だ。

宮国は昨季限りで巨人を戦力外となり、12球団合同トライアウトを受験した。契約球団が現れず、自主トレーニングを積みながら越年し、今年3月にDeNAと契約を結んだ。今季イースタン・リーグでは19試合に投げ3勝3敗1セーブ、防御率5・65の成績を残している。22日ヤクルト戦(戸田)では先発で5回84球を投げ7安打3失点。今季3勝目を挙げ、最速は151キロをマークした。

巨人時代には13年に開幕投手を務めるなど、通算205試合に登板し21勝(21敗1セーブ)を挙げている。今季は支配下登録の期限が8月31日。DeNAは23日現在、67人が支配下登録されている。【斎藤直樹】