支配下選手契約を結んだDeNA宮国椋丞投手(29)が1日、横浜市内で会見を行った。引き締まった表情にスーツ姿で「まず、ここまで支えていただいた多くの方々にこの場を借りて感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございます。気持ちとしては素直にうれしいです。でもここからが勝負なので、新たにチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思っています」と決意を述べた。

3月に加入してから約6カ月。期限ギリギリで昇格を勝ち取った右腕は「ここまでの支配下になるまでの道のりは僕の中で相当長かったですけど、思ったより早めに支配下登録させていただいたと思っています」と振り返った。

力強い直球を軸とする本格派だが、三浦監督も「真っすぐとフォークのイメージがありましたけど、DeNAに来てからは両サイドの揺さぶり、技術で投げているというイメージ」と評するなど、投球の幅が広がってきた。本人も「課題もありましたけど、また以前と違った自分を出せるようにファームでは、スタッフのみなさんの協力を得て、いろいろチャレンジさせてもらいました」という。

現在のコンディションについては「プロ野球生活11年目に入らせていただいたんですけど、自分の中でも感覚的にも11年で一番いいのかなと思ってます」と力強く話した。1軍では古巣巨人との対戦もあり得るが「去年の11月のことを考えると、こうやってベイスターズさんに入ることすら想像できていなかったので。とにかく対戦することがあれば思い切って、成長した姿を見せれたらいいなと思います」。1軍の晴れ舞台で、成長した姿を内外に見せつける決意だ。