阪神2軍が1日、ウエスタン・リーグの広島戦(鳴尾浜)で1-0と接戦を制し、引き分けを挟んでの連勝を「15」にのばした。同リーグ最長記録を更新し、99年巨人のイースタン記録に並んだ。

先発西純矢投手(19)がプロ入り後最長の8回無失点。平田勝男2軍監督(62)は「目指すよ、当然ここまで来たら」と2日の同戦で両リーグ発足後、ファーム新記録となる16連勝達成へ意気込んだ。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

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-接戦を制した

平田2軍監督 素晴らしいね。緊張感のある素晴らしいゲーム。すごく最後まで引き締まったいいゲームだったと思うね。

-先発西純も安定していた

平田2軍監督 今日は初回からね、150キロ連発して。気合入っとったよ。ファームとはいえ、連勝中に今日はどういう立ち上がり見せるかなというところだったんだけど。8回は志願だよ。安藤コーチに志願してもう1回いくという意欲。今日の投げっぷり。今日の四球なんて何ともない。そういうところが見ていて、なんちゅうかな。今日は西に任せようと思わせる。見事じゃないね、「お」がつく、お見事だ!

-志願で8回投げたことに成長を感じるか

平田2軍監督 成長というか、勝ちたいというさ。欲が出てきてるね。この間もソフトバンク戦で5回2/3かな。最後、川瀬にポンとレフト前打たれて。2ー2で代わった悔しさ。こういうところが(影響して)、勝負根性がちょっとずつ(出てきた)。やっぱり勝負根性つかなあかん。前回、同点で終わったという悔しさがあったんじゃない。

-あらためて15連勝

平田2軍監督 これは結果なんだけどね。選手たちのゲームに対する姿勢、これはやっぱり何と言うかなあ。僕らの方が教えてもらえるよね。自然とベンチでも声出しているし。声が出るし、チャンスで凡退したらカバーしてやれとかさ。そういう言葉が出たりして、(カウント)3-2から江越が三振しても、遠藤が盗塁でカバーするとかさ。そういうところが本当のチームプレーだと思うんで。そういう意識というのは出てきているわね。

-負けるよりは勝って学ぶ方が

平田2軍監督 いやいやファームなんでね。この9、10月、いつも言うように、いつ呼ばれるか準備しておくかというところなんで。そこがやっぱり一番目指すところ。その結果が連勝というところを含めて集中力といい、意欲といい、そういうものがあるわね。

-9回には浜地

平田2軍監督 安ちゃん(安藤コーチ)が選んでいるから。ずっと抑えやっているからじゃないの。ずっと7月から自責点0のはずやで。上じゃ打たれて帰って来たけど、まだ浜地チャンスがあるんで。安藤コーチが全てピッチャーはやっているんで。「浜地でいきます」と言われたら「はい、分かりました」と。俺はイエスマン平田だよ。

-浜地は落ち着いていた

平田2軍監督 全然、そんなもんドシッとしたもんだよ。ドキドキしてんの君ら? それが伝わるんだよ。我々は浜地大丈夫というね。やっぱりショートゴロになる。不安なことを言うと、不安が当たる。悪いことが当たるのよ。

-選手間で連勝の雰囲気は

平田2軍監督 声出して、今日はキャプテンの小幡が上に行ったから、副キャプテンの栄枝が声出しして。「昨日は打って勝ったけど、今日はまた引き締まって15連勝に向けて」とね。そんなもんプレッシャーかけてやらなきゃダメなんだよ。あの負けたのも良かったんや。あの2つの負け、アマチュアに独立リーグと大学に負けて、ピリッとまたね。負けてピリッとすることが、負けることも勉強や。

-2軍の連勝記録に並んだ。明日勝てば巨人を超える

平田2軍監督 目指すねえ、目指すよ。当然、ここまで来たら明日(2日)は中田が先発するけど、いつも投げていないリリーフ陣が投げる予定なんで。雨だけ降るなよという。そりゃそうだよ、こういうところで中継ぎ陣も。いい打線だもん。カープ。こんないい練習はないですよ。(西純が通りかかり)素晴らしい。見事じゃない。今日は「お」をつけてやるわ。お見事や。(肩をたたき)はい、写真やろうか。(その後2人で記念撮影)