ヤクルトが後味の悪い敗戦で3位に転落した。

1点を追う9回1死一、二塁で代打川端は二塁へのゴロ。二塁堂上が一走西浦をタッチにいくがタッチできず、一塁送球したが川端はセーフ。ここで西浦が一、二塁間で挟まれたが、中日側は二塁に送球して遊撃京田がベースを踏んだ。本来はこここでフォースアウト成立のはずが塁審のジャッジはなく、この間に三塁まで進んでいた二走古賀が本塁を狙って突っ込みアウト。その後、中日側のリクエストで二塁フォースアウトが認められゲームセットとなった。ヤクルト側からすれば最初の二塁フォースアウト時に審判から明確なアウトのジャッジがあれば、古賀が危険を冒して本塁に突っ込む必要はなかったという主張。

釈然としない結末に、高津臣吾監督の抗議は15分に及んだ。

試合後、取材に応じた審判団の主な一問一答は以下の通り。

 

-古賀が本塁でアウトとなり、その後、中日側のリクエストで西浦が二塁でフォースアウトを確認したということか

嶋田二塁塁審 はい。そうです。

-高津監督からの抗議は

嶋田二塁塁審 それは二塁のアウトをジャッジしていないので、アウト、セーフをジャッジしていないので、二塁塁審としては(二塁)ベースを踏んだことは確認していない。だから、一塁走者(西浦)はそのまま生きていて、セーフとして。ジャッジしていないので、アウトもコールしていないし。セーフだから中日側がベースを踏んだというリクエストを受けて、その結果、二塁ベースを踏んでいたということで3アウト。その前に(本塁で)タッグアウトしたんだよね?

-二塁踏んだ後にホームでアウトになった

嶋田二塁塁審 ホームに投げて2死になって、2死の状態で中日側のリクエストを受けて、ベースを踏んでいるというリクエストを受けて。リクエストの結果ベースを踏んでいたということでアウト。それで試合終了ということ。

-一連のプレーでは二塁ベースを踏んだ確認ができなかった

嶋田二塁塁審 そうそうそう。二塁塁審はしていないので。だからセーフとして。

-セーフとしてプレーは継続

嶋田二塁塁審 そうそう。ジャッジしていないんで。

責任審判の丹波球審 高津監督の言い分は、セカンドがアウトなりセーフなり言っていたら三塁走者はプレーを続けてなかったからという言い分なんですけど、それはジャッジしていなかったらその通りプレーが動くのは、絶対なので。ただ今回は、たまたまこういう場面でそれがまた、セカンドを踏んでいたということで覆ったということです。その説明をずっとしていたということです。

-一連のプレーの判定に問題はなかった

嶋田二塁塁審 確認してないので、それはもう。

-その後、リクエストで確認できたから問題ない

丹波球審 そうです。

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