セ・リーグの杵渕和秀統括と友寄正人審判長が14日、ヤクルト阪神19回戦の試合前にヤクルトのクラブハウスを訪れた。

13日中日戦(バンテリンドーム)の9回の判定について、ヤクルト側へ事情説明を行った。

問題となったプレーは、1点を追う9回1死一、二塁で起こった。代打川端が二塁へのゴロを放ち、二塁手の堂上が一走西浦をタッチにいくが、タッチできずに一塁送球するも、川端はセーフ。西浦が一、二塁間で挟まれたが、遊撃京田が二塁を踏んだ。ここで二塁塁審のジャッジがなく、三塁まで進んでいた二走古賀が、本塁を狙いタッチアウト。中日側のリクエストで、二塁フォースアウトが認められ、試合終了となった。

高津監督は二塁フォースアウトの明確なジャッジがあれば、古賀が危険を冒して本塁に突っ込む必要はなかったと主張。約15分間の猛抗議も覆ることはなかった。二塁塁審を務めていた嶋田審判は、「二塁塁審としては(二塁)ベースを踏んだことは確認していない。だから一塁走者はそのまま生きていてセーフとして。ジャッジしていないのでアウトもコールもしていない」と話していた。