DeNA木塚敦志投手コーチ(44)は15日の巨人戦(東京ドーム)で今季5敗目を喫したクローザー三嶋一輝投手(31)の今後について言及した。「ゲーム後に現状と対策の話はした。チームとしても本人もファンの皆さんも悔しい思いをした。(結論が)どういう形かここで言うことはできない。決断とともに(三浦)監督が話すと思う」と話した。

三嶋は2点リードで迎えた9回、4安打1四球で3失点した。試合後、木塚コーチは修正点などを確認したという。三嶋のリベンジへの思いも「大きく感じました。用意ドンからそのポジションだった投手じゃない。いろいろな経験をして上がった投手。今後が大事なのは分かっていると思う」と話した。今季は9回打ち切りで、守護神は出番以外に待機となる回数も増えたという。心身の負担をおもんぱかった。

三嶋は昨季途中に中継ぎからクローザーに昇格した。今季は5敗のうち3敗が巨人戦で、同カードだけ防御率が11・17と極端に悪い。一方で他のカードでは、1勝2敗18セーブで防御率1・73と快投を見せている。

三浦監督は15日の試合後、三嶋の今後の起用法について「現時点で決まっていることはない」と話していた。【斎藤直樹】