DeNA三浦大輔監督(47)が17日、登板がかさんでいる中継ぎ投手陣の奮闘ぶりをねぎらった。チーム最多の51試合に登板し、27ホールドを挙げている山崎康晃投手(28)について「ヤスにしてみれば、いろいろ工夫しながら投げているなというのが、すごく分かります」と評した。山崎は後半戦、縦スライダーを多投している。これまでの投球のほとんどを占めていた直球、ツーシームに、新たな武器を加えた。8月17日から9月9日まで10試合連続無失点をマークした。

27試合で3ホールドの伊勢大夢投手(23)は、ビハインドの展開でもリードした場面でも起用されている。スライダー、フォークといった変化球で三振を奪う場面も目立ってきた。三浦監督は「真っすぐだけじゃ通用しないということで、真っすぐが武器ですけど、抑えるための方法をいろいろ探っています。接戦のところでも出て行っても、結果も徐々に出してきていますし」。起用の優先順位が上がってきていることをうかがわせた。

砂田毅樹投手(26)はセ・リーグ6位タイの48試合に登板している。三浦監督は「砂田はどんな場面でもいって、投げない場面でも待機はして準備してくれている。投げてなくても体の負担がある中で、常にコンディションを保って、やってくれています」とタフネスぶりを評価した。中継ぎは登板がない日でも、ブルペンで肩をつくることが多い。それでも黙々と仕事をこなし、WHIP(1イニングあたりの許走者数)は0・81と、20試合以上登板している投手では、スアレス(阪神=0・60)R・マルティネス(中日=0・68)に次いでリーグ3位だ。

セ・リーグ登板数の上位10傑には、山崎、砂田のほかに三嶋一輝、エスコバーと4人がランクインしている。9連戦でもフル回転が期待される。【斎藤直樹】

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