オリックスは24日、西浦颯大外野手(22)から現役引退の申し入れがあったと発表した。28日のウエスタン・リーグ広島戦(オセアンBS)で引退セレモニーを行う。

西浦は昨年11月に国指定の難病「両側特発性大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)症」であることを公表。血流が低下して壊死(えし)状態となり股関節機能が低下する病気で、12月に左太もも、今年2月に右太ももの手術を受けた。

今年は育成選手として契約し、22年シーズンでの復帰を目指していた。

明徳義塾から17年ドラフト6位でオリックスに入団。通算128試合に出場して打率1割9分2厘、3本塁打、22打点。

28日の広島戦は最終回の守備に就き、その後交代し、ベンチ前で花束贈呈のセレモニーを行う。

西浦は自身のインスタグラムを更新し「失敗してもいい。挑戦することに意味があると思います。プロ野球選手じゃなくなっても僕の将来の夢はずっとプロ野球選手です」とつづった。