実業家堀江貴文氏(48)らにより設立された新球団「福岡北九州フェニックス」が、現BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに所属する西岡剛氏(37)に初代監督を打診していることが、28日までに分かった。

球団側は8月ごろから数回にわたって西岡氏に交渉を重ねており、近日中にも再び話し合いを設ける予定。ロッテや阪神、米メジャーなどで活躍した実力者が、堀江氏らが設立した新球団のタクトを振る可能性が高まった。

「福岡北九州フェニックス」は、九州アジアリーグを運営する九州アジアプロ野球機構に所属。9月10日に正式加盟を発表し、同リーグでは大分、火の国(熊本)に次いで3球団目となった。

球団では10月30日、11月3日に独自のトライアウトを行う予定。西岡氏が監督となれば、球団首脳陣、選手らにも注目が集まる。

◆西岡剛(にしおか・つよし)1984年(昭59)7月27日、大阪府生まれ。大阪桐蔭では3年夏に甲子園出場。02年ドラフト1巡目でロッテ入団。05年にレギュラーに定着し日本一。10年は内野手、両打ちで初の200安打をマークし、最多安打、首位打者を獲得。主将としてもリーグ3位からの「下克上」日本一に貢献した。10年オフにポスティングシステムでツインズ移籍。13年から阪神入りも、18年10月に自由契約。19年からBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団した。06年WBC、08年北京五輪出場。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞3度。NPB通算1125試合出場、打率2割8分8厘、61本塁打、383打点、196盗塁。182センチ、82キロ。右投げ両打ち。