阪神板山祐太郎外野手(27)が8回から入った左翼守備で微妙な判定になった。8回、1点差に迫られ、無死一塁。代打会沢のライナーにチャージし、地面スレスレにグラブを出した。判定はダイレクトキャッチでアウト。捕球したボールを中継で一塁に転送。飛び出していた代走大盛もアウトになった。広島はリクエスト。写真では地面でワンバウンドしてからの捕球なのが明白だったが、リプレー検証の映像では判別できなかったのか、判定は覆らなかった。矢野監督は「本当に際どいプレー。本当に球際強く、しっかり板山が捕ってくれたのはナイスプレーでした」とたたえた。
一方、広島佐々岡真司監督(54)は、微妙な判定について、NPBへ意見書を提出するよう球団に要望したことを明かした。「球団の方にはそういうお願いをしたので、あとは球団の方で判断することになると思います」と説明。逆転CSへ向け、1つの試合も落とせない状況なだけに「この大事な時期にこの判定だからね。そもそもジャッジも遅い。1点を争う大事な時期なだけに…」と憤りを隠せなかった。