リーグ戦初先発の法大・篠木健太郎投手(1年=木更津総合)が期待通りの投球を見せた。6回を投げ、被安打3の無失点。無四球で8三振を奪った。

持ち前のバネを生かしたダイナミックなフォームから繰り出す速球は147キロをマークした。自己最速の155キロには届かなかったが東大打線を圧倒した。「テンポのいい投球を心掛けました。攻撃にいい流れを持ってくるのが自分の役割だと思って」と振り返った。背番号26は、多くのことを学んだというDeNA4位指名のエース・三浦銀二主将(4年=福岡大大濠)が昨年までつけていたものだった。

打線の援護なく、初勝利はつかめなかった。加藤重雄監督(65)は「勝ち投手にしたかった。来季からは第1戦を任せられる投手に。先発完投の投手になって欲しい」と話していた。