巨人は26日、野上亮磨投手(34)が今季限りで現役を引退すると正式発表した。今季は9試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率1・65の成績を残したが、5月18日の広島戦(東京ドーム)で右肩痛を発症。必死にリハビリを続けたが、実戦復帰がないまま、引退を決断した。

08年にドラフト2位で西武に入団。17年オフにFAで巨人の門をたたいた。19年10月に左アキレス腱(けん)を断裂し手術を受けた影響で、昨季はプロ11年目で自身初の1軍登板なしに終わった。今季は605日ぶりの1軍登板も果たし、1000投球回も達成した。プロ13年間で通算254試合に登板し、58勝63敗、4セーブ、防御率4・03だった。

亀井、大竹に続いての引退。ツイッター上では「今年復活しかけただけに、驚いた…」「3人目…寂しい」などと引退を惜しむ投稿が相次いだ。