広島鈴木誠也外野手(27)が代打で適時打を放ち、2年ぶり首位打者に前進した。

コンディションの影響もあり、先発から外れた。1点リードの6回無死満塁で代打出場。DeNA京山のフォークを詰まりながらも右前に転がした。7得点のビッグイニングをけん引し、リーグトップだった打率を3割1分9厘に上げた。

残り2試合で7打数無安打でも、打率は2位DeNA牧を上回る。自力で逆転首位打者の可能性を残すのは同僚の坂倉のみ。佐々岡監督は起用法について「今日みたいな感じになると思います」と話すにとどめた。残り2試合。リーグトップに1本差と迫る本塁打王と2冠も狙えるが、鈴木誠は「もともと個人タイトルは興味ないんですよ。打率もそうですね。順位が決まった後なので。毎年ですが、難しい部分はある」と個人タイトルに興味を示さなかった。

▽広島坂倉(6回無死一、二塁から決勝の中前打を放ち、打率はリーグ3位の3割1分3厘)「(首位打者争いに)チャンスはあると思うんですけど、トップがトップ(鈴木誠)なので。やれることはやります」

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