日本野球機構(NPB)が来季は入場制限なしで満員の観客動員を目指す方針を示した。

1日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議と臨時12球団代表者会議を行った。井原事務局長は「来季は入場者100%をターゲットに置く。どういう対策が必要なのかをこれから検討、研究していこうとの共通認識を確認した」と話した。

今季も無観客を強いられた期間があり、現状は収容人数の50%が上限。12球団ではワクチン・検査パッケージを活用して上限を緩和する技術実証を10月中旬から実施。6球場計11試合で約1万9500人が同枠で来場した。98・7%はワクチン接種証明を提示し、陰性証明の利用はほぼなし。証明書の確認に1人平均35秒、個人情報の登録に45秒。マスク着用や大声を控えるなど行動は一般席と比べて差はなかった。10日からヤクルトが出場するクライマックス・シリーズのファイナルステージでは神宮で技術実証を実施。2万人まで緩和して動員する。