今シーズン限りで現役を引退するヤクルト雄平外野手が、今季初出場となったラストゲームで安打を決めた。

この日に出場選手登録され、ベンチスタート。5回裏終了時に、球場スクリーンで現役生活を振り返るVTRが放映された。花束を贈られ、スタンドからの拍手に一礼。すぐに花束からグラブに持ち替え、6回から右翼の守備に就いた。7回には先頭でカウント2-1から広島森浦の外角146キロ直球を左前へ。一塁ベース上でガッツポーズをみせ「いいプレーをするために一生懸命やってきた。最後にご褒美をいただけたのかな」と表情を崩した。8回2死一塁で迎えた最終打席は二ゴロ。最後はナインに胴上げされ5度宙を舞った。

投手として通算18勝を挙げたが制球難もあり、10年に野手転向。ヤクルト一筋で19年プレーした。終始、笑顔だった引退試合。試合後のあいさつでは「またみなさんとお会いできる日を楽しみにしています。19年間ありがとうございました」と、前を向いて締めくくった。