楽天が、今季限りで現役を引退したヤクルト雄平外野手(37)を打撃コーチとして招くことが7日、分かった。

雄平は宮城・東北高から投手として02年ドラフト1巡目でヤクルトに入団。09年までの7年間で通算18勝を挙げた。高校通算36本塁打の打棒を買われ、同年オフに野手へ転向。主軸に定着した14年には23本塁打をマーク、ベストナインを獲得。15年にはリーグ優勝を決めた試合で、サヨナラ打を放ち、持ち前の勝負強さを発揮した。今季の1軍出場は引退試合の1試合にとどまっていた。

石井GM兼監督とはヤクルトで06年から2年間ともにプレーしている。楽天には山崎剛、辰己、小深田、小郷ら未来の打線の中心を担う左打者が多くそろう。高校時代を過ごした東北で、指導者としてのスタートを切る。また、鉄平1軍打撃コーチ(38)の退任が濃厚となった。

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