日本ハム石川直也投手が、秋季キャンプはノー・ブルペンで完全復活へ整えている。

13日、秋季キャンプ最終クールに参加。昨年8月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今年10月のフェニックス・リーグで実戦復帰を果たした。「意外と球速も出たし(球場表記で148キロ)、変化球も思い通りに投げられた」と上々の復帰登板を踏んだ。

秋季キャンプではブルペンには入らず、1クールの中で200球を投げ込む日を設定した。「球数を投げられるように、肩を慣れさせるためにです」。ブルペンで集中的に球数を重ねるのではなく、キャッチボールなどを通して投球練習している。術後はランメニューを中心に行い、シーズン通して戦える体力づくりに励んできた。

来季は、守護神の座を射止める。故障前は抑えを務めるなど、主力として奮闘してきた。「これまでと変わらず開幕から抑えとして、セーブ王を目指したい」と力強い。リハビリ中は、はやる気持ちを抑えながら試合を見ていた。「勝ち試合を締めるのは気持ちがいい。(守護神を)勝ち取る気持ちでいきたい」。8年目のシーズンを心待ちにしている。【田中彩友美】

【関連記事】日本ハムニュース一覧