中日又吉克樹投手(31)が国内FA権を行使する可能性があることが24日、分かった。

関係者の話によるとシーズン終了後に、球団と数回にわたり残留交渉を行い、複数年契約を含めた契約条件はすでに提示済み。又吉は、今年7月の取得時には、「独立リーグからでもFAが取れることが伝われば、うれしい」と話しており、FA宣言を視野に入れている。球団側は宣言残留を容認する方針で、日本シリーズ終了翌日から宣言可能期間が始まるが、動向を静観する構えだ。

又吉は四国IL・香川から13年ドラフト2位で入団。今季は66試合に登板し、セットアッパー、抑えとフル回転し、勝利に貢献。すでに残留が決まっている守護神のR・マルティネスと勝利の方程式を構築。年間失点を7試合のみに抑え、防御率1・28をマークし、12球団防御率NO・1の竜投を支えた。新人の14年から3年連続60試合登板するなど安定感を見せ、通算400試合で、41勝26敗10セーブ143ホールド、防御率2・86。BランクのFA選手のため移籍には金銭、人的補償が発生するが、リリーフ右腕の争奪戦に発展する可能性がある。

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