南海、ヤクルト、阪神、楽天で指揮を執り、昨年2月11日に死去した故野村克也さん(享年84)をしのぶ会が、11日午前11時から神宮球場で行われる。

在籍したヤクルト、楽天、阪神、ソフトバンク、西武、ロッテの6球団が共同発起人となり執り行う。

午前11時から午後0時30分は関係者のみ。午後2時から同3時30分までは一般公開され献花が可能となる。楽天生命パークなどには献花台が設置される。

球界内外から多数の関係者が参列することになりそうだ。

◆野村克也(のむら・かつや)1935年(昭10)6月29日、京都府生まれ。京都・峰山高から54年にテスト生として南海入団。ロッテ、西武で80年まで名捕手として活躍し、歴代2位の657本塁打を記録。65年には2リーグ制後初の3冠王に輝いた。70年から選手兼任監督を8年務め、73年にリーグ優勝。45歳の80年に引退。首位打者1度、本塁打王9度、打点王7度。最優秀選手5度。ベストナイン19度。89年野球殿堂入り。93年正力賞。ヤクルト監督時代に日本一3度。01年に阪神監督を辞任後、02~05年に社会人野球シダックスの監督を務め、06~09年に楽天監督。監督通算1565勝は歴代5位。78年4月に再婚した妻の沙知代さんは17年12月8日、虚血性心不全のため85歳で死去。息子の克則は父が監督時代の95年にドラフト3位でヤクルト入りし、来季から阪神の2軍バッテリーコーチを務める。