広島大瀬良大地投手(30)が24日、今季限りで引退を表明した盟友今村猛投手(30)へ惜別の思いを語った。

マツダスタジアムに荷物整理に訪れた右腕は、数日前に今村と杯を交わした際に引退の報告を受けたことを明かし、「一緒に野球できなくなるのはやっぱりさみしいです」と残念がった。

2人は同郷長崎出身の同学年で、今村は清峰、大瀬良は長崎日大のエースとして高校時代からしのぎを削ってきた。今村が10月に球団から戦力外を通達された際には「彼が今日まで残してきた功績は、まだまだ僕には到底及ばない。彼がいたから今の僕がある。まだまだ彼の背中を追いかけて頑張りたい」と話していた。

今村は今後、広島ですでに誘いがある仕事をしていく予定だといい「彼が選んだ道だから、それが正しいと思う。いろいろやりたいみたいなんで、応援しつつ、自分はしっかりとチームを勝たせられるようにお互い頑張れたらと思います」と“共闘”を誓った。【古財稜明】