西武のドラフト2位佐藤隼輔投手(22=筑波大)は復調を実感した。

9日、埼玉・所沢市内の球団施設で新人合同自主トレに参加。時折、シュート回転するボールがあったのは反省点であるが、しっかり指にかかった球は力強かった。

大学4年秋は右内腹斜筋の肉離れをしていた最速152キロ左腕は「引退してからトレーニングもして、現役の時よりも(状態は)上がっているんじゃないかと思います」と語った。20日までにはブルペンに入り、1軍スタートの春季キャンプへ、さらに調子を上げていく。「開幕1軍でローテーションを守れるように頑張りたい。目標の新人王をとれるように、1年間投げ抜きたい」とシーズンを見据えた。

ドラフト1位左腕の隅田とは、すっかり仲良しになった。キャッチボールはともに行い、寮に戻っても、一緒にいる時間が多いという。「テレビを見たり、携帯をいじったり、一緒にお風呂に行ったり。基本、一緒に行動をしています」と笑顔。居心地よい同期にも恵まれ、過度なプレッシャーなどは感じることなく、プロのスタートを切った。