日本野球機構(NPB)の理事会と12球団の実行委員会が18日、オンラインで開かれ、昨季は行わなかった延長戦を従来通り12回で行う方向で調整した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、20年は延長10回、21年は日本シリーズ以外は9回打ち切りとなっていた。19日の12球団監督会議で説明する。

20年から導入した特例も継続し、今季も選手入れ替えの緩和や登録枠の拡大を行う。出場選手登録は従来の29人から31人、外国人選手登録は4人から5人、ベンチ入りは25人から26人となっている。また、2万人以下の有観客で準備している春季キャンプに関して、巨人、ソフトバンク、オリックスなどがキャンプを行う宮崎県の河野俊嗣知事がこの日、県内の来客が中心と想定している旨を発言。井原敦事務局長は「地方自治体の方針に従う」と強調した上で、「(県外からは)自粛して下さいという要請だと思う。皆さんが従っていただくのを信じることになる」と続けた。

リプレー検証についても話し合われた。審判団が確証を持って判断できない映像は、どのようなものかを具体的に定義し、そのような映像の場合は最初のジャッジに従うことを明確にする。この点も、12球団監督会議で説明する。

 

◆その他の主な承認・報告事項 (1)巨人星理事、西武飯田理事を日本野球機構の副会長に選任(2)フレッシュオールスターは7月23日に長崎ビッグNスタジアムで実施(3)NPBアワーズは11月25日に実施。