ロッテ二木康太投手(26)が危機感に身を引き締めている。25日、自主トレを公開。2月1日からの石垣島キャンプはB組(2軍)スタートになった。

「置かれている立場というのは、もちろん自分でも分かっているので。しっかり結果を残さないと、上がっていけないと思うので。首脳陣の目に留まるような何かを出していかないといけない」

故障しているわけでもなく、また昨季の開幕投手でもある。高い期待を寄せられながら、節目でことごとく結果を残せず、秋のCS出場時には2軍にいた。「本当に去年は悔しい思いしかしてないので。それをしっかりと払拭(ふっしょく)するというか、今年はそういう思いをしないようにと思って」と1月は益田らとハードな自主トレを重ねてきた。

投手陣が高速化していく中で、二木はコーナーに決まるスピンの効いた直球が何よりの生命線になる。「振り分けがあってもなくても、その前からしっかりと自分の中ではあったので」と決意はとうに固め、体幹から作り直してきた。分岐点の1年が始まる。【金子真仁】