DeNA大貫晋一投手(28)が27日の西武戦(ベルーナドーム)に向けて、珍願望を立てた。アマチュア時代も含め、自然あふれる同球場では初登板。26日の練習後に「虫があまり得意じゃないので、明日は虫がいないことを祈ってます」と真顔で語った。

狭山丘陵へ向かう前に、同球場で登板経験のある投手に、マウンドの感触やイメージを聞いて回った。すると「圧倒的に『虫が多い』という返答が多かった」。横浜出身で虫は苦手。無視して刺されるわけにもいかず「タイムを何回か取ったりすることになると思う」と対策することを決めた。

チームでは昨年6月9日、同球場での試合前、エスコバーが蜂とみられる虫に左腕を刺されるアクシデントがあった。その後、虫よけをぶら下げて練習。腕に問題はなかったが、試合では2失点で同点に追い付かれた。

今季は2勝2敗だが、前回5月20日ヤクルト戦では5回1失点で白星を挙げた。調子が悪い中でプレートを踏む位置や腕の角度を変えたりと、試合中に修正。中間も「前回あまり良くなかったので調子を上げられるように、いろんなことをして、うまく調整できたと思います」と指の掛かりなどを見直した。さまざまな環境や状況に適応しながら、山賊打線に挑んでいく。【斎藤直樹】

DeNAニュース一覧はコチラ>>