ソフトバンクが23日、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となり、日本球界復帰を決めた秋山翔吾外野手(34)に正式オファーを出したことがわかった。この日、都内で球団幹部らが秋山と面会し、約2時間の交渉を行った。条件面などを提示し、獲得の意向を正式に伝えた。球団幹部は「思いは伝えました。めちゃくちゃ欲しい選手です。感触はわからないですね」と話した。

ソフトバンクは栗原や上林が長期離脱しており、外野手強化が急務となっている。今年4月に秋山がレッズを退団した時点で獲得調査を開始していた。現時点で古巣の西武、広島も獲得の意向を表明しており、争奪戦となっている。前日22日には西武が秋山と交渉を行った。2年ぶりのリーグVと日本一奪回を狙うソフトバンクは、なんとしても実現させたい補強だ。後は秋山の決断を待つ。