18人の新型コロナウイルス陽性者が出たソフトバンクに疫学調査が行われることが決まった。プロ野球の斉藤惇コミッショナーが4日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議に出席後、「専門の先生方の意見、アドバイスもあり、徹底的な疫学調査をしていただく。ホークスの方も準備をして、先生方の調査を受けたいということです。どうも、マスクを外すことによるリスクが感じられないこともない。今後のこともあり、しっかり疫学調査をしていただけたらと思う」と話した。

ソフトバンクでは6月25日以降、感染者が続出。1軍戦が2試合、中止となった。この点について、斉藤コミッショナーは「スケジュール上、非常に心配している。10月の日本シリーズに、どう影響してくるか」と懸念を示した。ただ、感染者の数の割には、2試合の中止で済んだことに「不幸中の幸いだったと思っている」とも話した。

会議の専門家からは、球団内で濃厚接触者とされた人以外から、翌日以降に新たな感染者が出たことが指摘された。複数の感染ルートがあった可能性も考えられ、疫学調査を行う。なお、プロ野球で疫学調査が行われるのは5例目。