横浜からFA宣言した三浦大輔投手(34)に対して阪神は高い評価で誠意を見せた。過去にFA宣言した選手の気持ちを決めた名(迷)文句を集めた。
◆「奥さんにも力を貸してもらったもので、そのお礼も兼ねまして」
93年巨人長嶋監督は、槙原の背番号と同じ17本のバラとカスミソウを自宅に持参し、残留を決意させた。
◆「思い切って僕の胸に飛び込んで来てほしい」
96年巨人長嶋監督は巨人か阪神かで揺れた西武清原を口説いて獲得に成功。
◆「ユニホームのタテジマをヨコジマに変えてでも君がほしい」
96年阪神吉田監督が巨人との争奪戦となった西武清原に対して最大限の誠意を表す。獲得には失敗。
◆「チマチマと逃げる投手が多い中で、いつも強気に大胆に向かっていくところが素晴らしい」
98年中日星野監督がダイエー残留か悩んでいた武田を獲得。
◆「男の花道を飾ってくれ」
99年巨人長嶋監督は福岡市のダイエー工藤宅をアポなしで電撃訪問。巨人か中日かで揺れていた工藤の獲得に成功。
◆「優勝するために必要な戦力だ。阪神を変えて優勝しよう」
02年阪神星野監督は、広島金本の獲得に直接出馬。獲得成功で03年の優勝につなげた。
◆「巨人に来るなら髪を黒くしてほしいね」
02年巨人渡辺オーナーは金髪の近鉄中村に対し獲得に乗り出す条件を提示。中村は「スタイルは変えられない」と反発し交渉決裂。
◆「球団のペットにしましょうか」。
03年阪神野崎社長が愛犬家で独身の下柳を残留させる方策として発言。
◆「勇気ある決断をした君がほしい」
07年阪神沼沢球団本部長は、FA宣言時に涙を流した広島新井に対してかけた言葉。交渉が一気に進展した。